緊急集会

 

原発事故とこれからの市民社会

 大盛況のうちに終了しました。関係者ならびに参加者の皆様、どうもありがとうございました。

 3月11日の東日本大震災における福島県の原発事故は、私たちの想像を大きく超える規模の放射能汚染を引き起こし、いまなお収束する気配をみせていません。政府や電力会社、大手マスコミ、大学の学者たちはあいかわらず「安全」「安心」という言葉を繰り返していますが、市民団体やフリージャーナリストたちによって隠蔽された事実が次々と暴かれ、産官学の癒着構造が明らかにされていくにつれて、産・官・学の癒着とマスメディアにたいする国民の不信感は、かつてないまでに高まっています。戦争と「ヒロシマ」「ナガサキ」の反省のうえに成り立った戦後日本社会は、放射能汚染の悲劇をどうして繰り返してしまったのでしょうか?なぜ止めることができなかったのでしょうか?

 石油や原子力などの膨大なエネルギー消費によって支えられた私たちの社会は、いま大きな曲がり角を迎えています。今回の事故は海外諸国にも大きな衝撃を与え、すでにドイツは脱・原発に向けて最初の一歩を踏み出しました。日本政府もまた、国民の声の高まりに押され、浜岡原発の停止を命じましたが、それでも脱・原発の方向を明確に示すには至っていません。この期に及んでもなお私たちは、これまでどおりエネルギーを大量に消費する生活を送るために、放射能汚染のリスクと引き替えに、原発を受け入れつづけなければならないのでしょうか?

 私たち龍谷大学教員の有志は、こうした問題を考えるために、また、とりわけ関西電力の「原発銀座」のすぐ近くにある滋賀県の状況を考えるために、緊急集会とシンポジウムを企画しました。ふるってご参加ください。

  
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